激変する新卒採用で大企業に勝つキーワードは「ショートカット」です!

藤田です。
先週に引き続き、転換期を迎える新卒採用について記します。長年続いてきた「ナビ媒体」よる一括採用が、2016年度に就活時期が3年時3月をなるのをきっかけにいよいよ多様化が加速します。

知名度の高さにより自社ホームページによる集客、インターンによる学生の取込み等が大企業は可能ですので、ますますベンチャー企業にとって新卒採用が厳しい状況となります。

では、ベンチャー企業はどうしたらよいか?
コンセプトは、「ショートカット」です。大企業にできない価値を徹底的に訴求することです。大前提として、採用に経営者が徹底的に関わること。そのうえで、下記5つのショートカットを全面に出すのです。

 1.採用プロセスのショートカット
   これは!という人材については通常の採用フローに関わらず、社長自ら口説き落とすことが大事です。

 2.ビジョンのショートカット
   学生が持つ「やりたいこと」(留学生で言えば海外での勤務等)について、実力と意欲次第で若いうちに仕事を任せることができます。

 3.成長のショートカット
   経営者の近くで仕事をすることで、大企業でパーツの仕事を経験するより、大局観を養うことができますし、より大きな裁量を若いうちから任されることで成長スピードが早まります。

 4.キャリアアップのショートカット
   若いうちから抜擢人事や、将来のグループ内独立が可能であることはベンチャーならではの特長です。

 5.社会貢献のショートカット
   いまの学生は社会貢献、ソーシャルというワードに敏感です。貴社のソーシャルな面を学生に打ち出していくことが重要です。

実は、上記のことを大企業が実践するんは難しい。新卒採用は全員一律に扱いたい、という方針が強いですし、そもそも多忙な経営者が採用に関わること自体難しいからです。こうした対応を徹底できるベンチャーは新卒採用市場で逆に優位に立つでしょうし、そうでない企業は一層苦戦を強いられる・・・こうした優勝劣敗が明確になるのが、2016年度以降の新卒採用の状況だといえそうです。

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