有給休暇一斉付与の場合の入社初年度付与分の時効について

弊社では毎年1月1日に年次有給休暇を一斉に付与しております。
2月~9月に入社した社員については、入社3ヶ月後に10日を付与しています。
最近、2月入社の社員から入社3ヶ月で付与された有給休暇の時効に関して問い合わせを受けました。

入社日:2017年2月1日
2017年5月1日→10日付与
2018年1月1日→11日付与
2019年1月1日→12日付与

この場合、2017年5月1日に付与した年次有給休暇10日の時効はいつになるのでしょうか。
この社員が2019年に使用できる年次有給休暇は何日になるでしょうか?

回答

年次有給休暇は、発生日から2年間で時効により消滅すると、労働基準法第115条に定められていますので、今回のケースの場合、2017年5月1日に付与した有給休暇10日が時効により消滅するのは、2年後の2019年5月1日です。

つまり、2017年5月以降、1日も有給休暇を取得していないとすると、2019年1月1日~4月30日の間は取得可能な有給休暇は33日あることになり、5月1日からは入社初年度付与分の10日が時効により消滅し、23日となります。

ただしこの場合、入社日によって保持している有給休暇の日数にかなりの差が出ることがあり、社員の間で不公平感が生じる可能性がございます。公平性を保つために付与日を年2回としたり、入社月で付与日数を変えている企業もあるようです。

また、時効は2年ですが、法定の付与日数を下回っていなければ、3回目の付与時に、初年度付与分を消滅させることは差し支えありませんので、これを機に運用をご検討になられてみてはいかがでしょうか。
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SR人事メディア編集部
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