【給与明細に注目】 H26年9月からの厚生年金保険料率が引上げ

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■9月(賃金締切日によっては10月)から厚生年金保険料率が引き上げとなります。

皆さま、ご存知でしたでしょうか。9月(賃金締切日によっては10月)から厚生年金保険料が17.12%から17.474%に引き上げられます。必然的にあなたの給与明細の内訳も変わってきます。実は厚生年金保険料率は、現在18.30%の目標値に向かって毎年段階的に引き上げられています。なぜ厚生年金保険料率が引き上げられているのでしょうか。

 

■厚生年金保険料率を上げる政府の目的とは

社会経済と調和した持続可能な制度の構築と制度に対する信頼の確保です。

  • 将来の現役世代の負担を過重なものとしないようにするとともに、高齢期の生活を支える公的年金としてふさわしい給付水準を確保する。
  •  社会経済の変動に柔軟に対応でき、頻繁に制度改正を繰り返す必要のない持続可能な制度とする。

上記の目的のために政府は、厚生年金の保険料率を平成16(2004)年10 月から毎年0.354%ずつ引き上げ、平成29(2017)年度以降は18.30%とすると定めました。現在、移行期間であり、みなさんの厚生年金保険料率は毎年段階的に引き上げられています。

 

■どれくらい影響が出るのか

さて、9月(賃金締切日によっては10月)から厚生年金保険料が17.12%から17.474%に引き上げられますが、0.354%引き上げられたと言われてもあまりイメージができませんよね。今回は総支給額30万円の方の給与が保険料率引き上げによってどのようなインパクトを受けるのかシミュレーションしてみます。(ここでは賞与について考えません)

まず月額を計算してみましょう。

  • (従来)300,000×0.1712=51,360/2=25,680円
  • (以降)300,000×0.17474=52,422/2=26,211円

ここで保険料率をかけて求めた額を2で割っているのは、厚生年金保険料が労使折半であるためです。

次に年額を計算してみましょう。

  • (従来)25,680円×12=308,160円
  • (以降)26,211円×12=314,532円

よって、1年では314,532円の保険料額となります。従前と比較し、月々531円の引き上げとなりますので、1年では6,372円の負担増となります。この額を大きいと捉えるか小さいと捉えるかは人それぞれですが、自分の給与明細の数字の変化をしっかりと把握しておきたいですね。

■最終的な厚生年金保険料額は

最後に平成29年9月に18.3%で固定された時のシミュレーションをしてみましょう。

  • 300,000×0.183=54,900/2=27,450円

年額329,400円の保険料率になります。よって、26年9月からの年金保険料率で試算した値と比較し、年間14,868円の引上げになります。このように数値で見てみると結構なインパクトがあることがわかりますね。

 

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本澤 彰一

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